新年にあたり初夢ではありませんが、ふと頭をよぎった妄想を書き留めておこうと思います。本業とは全く関係ないようなお話ですが、このところ、人災、自然災害などあまりに人類の未来にかかわるような出来事が頻発したからでしょうかね。
ところで昭和世代には懐かしい柱時計、どこの家の居間にもありました。この時計は、当初のものはみんなゼンマイ式時計で、ゼンマイが切れてしまうと時計は止まってしまいました。また、時計の掛け方が斜めだったり、振子が正しく取り付けられていなかったりすると、やはり止まってしまいました。さて、この振子時計が、今の宇宙だったとしたらどうでしょう。宇宙の誕生はビッグバンだとされていますが、それはともかく、何らかの見えない力によって、宇宙というものが存在しています。その中の小さな一部である地球も宇宙全体のバランスの中で存在しています。このバランスを保っているエネルギーを、時計のゼンマイに例えてみましょう。ゼンマイのエネルギーが続く限り、時計が動き続けるように、宇宙のバランスは保たれ地球も存在し続けます。しかし、ゼンマイが切れかけてくると、時計は少しづつ狂いだします。同じように、宇宙もエネルギーバランスが崩れると、銀河も、惑星も、引力も、そして、地球内部のバランスも影響を受けることになるのかもしれません。このところ頻繁になってきた地震や、火山爆発や、異常気象もそんな表れではないかとも思われます。しかし、これは、人間の力ではどうしようもありません。災害を避けることはできても、最終的に宇宙のゼンマイを巻くことは人類にはできないでしょうから。つ
ぎに、もう一つ時計が止まる原因に、振子のバランスが崩れることが挙げられましたよね。振子に、何かの虫がしがみついていれば、振子は重くなり時を刻む速度は変わり、そして止まるかもしれません。この振子を地球に例えたらどうでしょう。その昔、地球にこんなに人類がはびこらず、文明も発達していなかったころ、地球は人類の営みの影響はほとんど受けず、振子は、宇宙のバランスの中で、変わらぬ時を刻んでいました。しかし、人類が爆発的な増加を遂げた結果、文明の発達により、地球を掘り返し、地球の表面に様々な構築物を建て、原子力という膨大なエネルギーを発生させることになりました、地球という振子は、いつの間にか少しづつ変形し、ボロボロになりつつあるのではないでしょうか。振子の重さが変わり、空気の抵抗が変わればいずれ振子は止まります。ゼンマイが切れるのが先か、振子が止まるのが先か、いずれにしてもどこかで、時計は止まるのかもしれません。しかし、願わくばゼンマイが切れる前に、振子が動きを止めることがないようにあってほしいものです。すでに、そのことに人々は気づき始め、努力も始まっています。すべては地球規模で考える時代が来ています。なんちゃって、おこがましい新年の妄想文明論でした。・・・おじいさんの古時計よ、永遠なれ! ♪ チクタク、チクタク ♪ ・・・ 本年もどうぞよろしくお願い致します。
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