アイスコーヒーって？

　一か月も早い梅雨が始まってしまいました。じゃあ、夏が早く来るのか、と気になるところですが、一足早く、全日本コーヒー商工組合連合会の今夏のポスターが送られてきました。（写真下）当店でも、先週あたりからアイスコーヒーの豆をお求めになるお客様が増えてきましたよ。そこで、今回は、アイスコーヒーのお話です 。

　ところで、よく聞かれるんですが、アイスコーヒー専用の豆というのは、当店にはございません。アイス仕立てで飲むコーヒーがアイスコーヒー（ポスターにあるようにICED COFFEE）なtので、使う豆はお好きな豆でいいんです。といっても、アイスに向く味の珈琲ということになると、やはり苦みのきりっとしたキレのよいものになります。他所様でも大方そうかと思いますが、当店でいうと、基本はイタリアンローストブレンド、もうすこしやわらかにフレンチローストブレンドあたりでしょうか。 　さて、次にお尋ねの多いのが、淹れ方です。従来からの急冷方式は、普通にペーパードリップした珈琲液を氷の層をくぐらせて落とす方式です。そして、もうひとつ、昨年あたりから急に関心を集め始めたのが、水出しコーヒーです。これは、挽いた珈琲豆を容器（サーバーなど）に入れ、水を注いで一晩冷蔵庫に入れて置くと、朝にはできあがっているという実に簡単なやり方です。「水出し」などという言葉で気後れしてしまいますが、それだけのことです。ちなみに、１リットルの水に、１００gの粉というあたりがよいかと思います。翌朝、サーバーから、ペーパーフィルターで越して粉を取り除いて、氷を入れれば出来上がり。粉を最初からティーバック用の袋に入れておけば越す必要もありませんね。粉が水を吸って、液量が減り濃くなりますが、氷が解けて薄まることを考えると、そこそこ濃い方が良いかと思います。その辺は、お好みで調整してくださいね。とてもまろやかな口当たりのアイスコーヒーが出来上がりますよ。もちろん、イタリアンも、フレンチもホットで飲むコーヒーですからこれからの季節どちらでもお好みで！