4月、今年も新学期が始まりました。コロナで大変な中、凡豆の近くにある奈良教育大学にも新入生らしき姿が見えるようになりました。そんな中に、このところ凡豆をのぞいてくださる年配の教育大OBの方が増えたような気が致します。お話を伺うと、学生時代に凡豆を知り(喫茶室があった時期がありましたので学生さんもちょくちょく見えていたんですね)、卒業後社会で活躍されて最近定年退職されたという方なんですね。近くまで来たので懐かしくて寄りましたと伺い嬉しくもあり、また凡豆の歴史を感じ責任を感じます。創業者の親父さん(95歳)が、現役ではないもののまだ元気なのを知って皆さんびっくりされています。さて、教育大学とのつながりはさらに深く、凡豆を助けてくれるアルバイトスタッフさんは代々教育大の学生さんなんですね。小さな店ですので、二人程度なんですが、大方、前の方が卒業されるとき次の方を紹介して頂くという形で、何年も続いてきたんです。現在は書道専攻3年生の女子学生さん。これまでにほんとうに多くの方にお世話になりました。そして、学生さんたちが卒業し各地に散らばりそこでまた凡豆を紹介して頂いているようです。通販での御注文者さんのなかにも、教育大出身の方やその御関係の方が大勢いらっしゃいますね。また、大学の先生方もちょくちょく豆を買いに店にお立ち寄り頂いております。本当にありがとうございます。そうそう、大学の文化祭にも店のみんなで出かけたこともありました。
かつて、「学生街の喫茶店」という歌が流行りましたが、大学と書店そして喫茶店は文化を創造する空間の必須エレメントだったような気がします。今はネットとファストフードの店がとってかわりましたが、私の世代にとっては懐かしい時代です。
今日は教育大学のことだけ触れましたが、近くには奈良女子大、女子大付属高校などもあり、それぞれお世話になっております。また、同じ通りには飛鳥小学校があり、子供のころ毎日店の前を通って通学していたという方がお子さん連れで豆を買いに来てくださったりもしています。
凡豆は創業67年になります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(凡豆の歴史は、凡豆物語をクリックしてご覧ください。)凡豆物語へ
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