2024.06.26 02:28小学生のお店探訪 先日、近所の飛鳥小学校の2年生が校外学習で店に来てくれましたよ。昨年もですが、近隣の職場を訪問してインタビューをしてみようということらしいんですね。男の子と女の子と合わせて11人、2年生ともなると、さすが1年生とはだいぶ違って小学生らしく成長しています。とはいうものの、小学2年生に何をどう話せばいいのか、考えますよね。珈琲って知ってる?お家で飲んでる?から始まって、暑いところにある外国で採れる豆で、船で日本にきて、ここで窯で焼いて茶色い豆になって、それを挽いて飲むんだよ、なんてにわか先生みたいですよね。それでも、インタビューになると、実に活発に2年生君たちは質問したり、驚きの声をあげたり、となかなか積極的でした。最後に、珈琲の生豆5粒と、焙煎した豆5...
2023.04.25 11:08町の変化と新しいお客様 新年度が始まりあちらこちらで新生活がスタートしていますね。凡豆の周辺の古い住宅街でも、この数年、空き家を壊した後に新しい戸建て住宅が5軒10軒とできていたり、町家をリフォームして新しい人が移り住んだりという変化が起きています。 そのせいか、凡豆にも新しいお客様が訪ねて下さるようになりました。その中には、小さなお子様連れの方も目に付くようにもなりました。大阪や東京から引っ越してきました、とおっしゃる方もいらっしゃいます。通りに子供の声が聞こえ、子育て中の親子連れの姿が散見するとやはり町は活性化してきている感じがしますよね。 前にも、書きましたが70年近く続いている店ですと、親子3代でご来店下さっているお客様もいらっしゃいます。今日、新たにお訪ね頂い...
2023.02.23 06:31創業者96歳に! 年も明けて、はや2月も下旬となりました。2月28日は、当店創業者の96歳の誕生日です。すでに、現場からは、引退しておりますが、店には顔を出しますし、デイサービスを利用してリハビリに行ったりの日々を過ごしております。さすがに、年相応の認知機能の低下や、体力の衰えとともに、店奥のベッドで寝ている時間が長くなりました。昔を懐かしんだり、健康を気遣ったりして、古くからのお客様が声をかけて下さることもあるのですが、なかなか思い出すのには苦労しているようです。が、96歳とは思えぬ元気さで、食欲旺盛、相変わらず自己主張しっかりといったところでしょうか。もともと身体が強い人だったようですが、80代半ばまで続けていたスイミングスクールがさらに健康寿命を延ばしたのではな...
2022.10.01 13:02今年もコーヒーの日です!今日10月1日はコーヒーの日です。業界が勝手に決めたことなのですが、少しづつは認知されてきているのでしょうかね。(制定のいきさつ、意味については一昨年のこのブログでも書きましたのでこちらへ)今年も、また、ポスターが送られてきましたのでご紹介します。今回、なかなかステキな絵柄ですよね。凡豆の店内にも張らせて頂いております。やはり、秋の気配が感じられるようになった最近は、お求めの珈琲はアイスコーヒーや軽いものから、次第にフレンチなど深煎り濃厚なものが増えてきました。ポスターのように、お気に入りのレコード(古いね!)聞きながら珈琲を片手に秋の夜長を・・・なんて風景は、やはり前期高齢者の懐かしい青春なのでしょうかね?今また、レコードプレーヤーが売れてるそうです...
2022.07.19 06:49凡豆はレトロ? 凡豆に初めてご来店下さった方がよくおっしゃるのが「レトロな感じですねぇ。」という一言。確かに65年以上もやってる店ですから良くも悪くもおっしゃる通りです。昔からの住宅地のなかにあって、その間に挟まれるように小さくたたずむ黒い木造家屋、うっかりすると前を通り過ぎてしまうような間口の店なんです。 一昔前なら、そろそろ今風なきれいな店に立て替えたら、と言われそうなんですが、幸い「昭和レトロ」という言葉が生まれ、近くの古い町が「ならまち」として観光的に再生されたりしたことで、凡豆も意図せずその仲間入りしてしまったというのが現状なんですね。 実際、65年以上もたつと、創業者がそろえた昔からの道具や調度品なども、ちょっとご年配の...
2022.05.13 12:31とても便利な珈琲湯沸かし!珈琲を淹れるときの温度設定ってのは、何度が良いと聞いてはいるものの、毎朝の忙しい時にそんなこと構ってられませんよ、というのが相場かと思います。当店では、これまで味のテストをする際、いちいちデジタル温度計で湯温を測っていましたが、実はとても便利で使い勝手の良い湯沸ポットがs既にカリタから出ていました。発売当初から専門家筋でははとても好評だったのですが、価格がそこそこ高いためか、もうひとつ一般の方には普及していないようです。この前、カリタのセールスさんの紹介で、当店でひとつ使ってみましょうということになりました。その結果報告です。結論から先に言いますと、「とてもすばらしい!」の一言に尽きます。どう良いかというと、設定した温度まで湯が沸くとチャイムでお知らせ...
2022.04.05 04:14奈良教育大学と凡豆 4月、今年も新学期が始まりました。コロナで大変な中、凡豆の近くにある奈良教育大学にも新入生らしき姿が見えるようになりました。そんな中に、このところ凡豆をのぞいてくださる年配の教育大OBの方が増えたような気が致します。お話を伺うと、学生時代に凡豆を知り(喫茶室があった時期がありましたので学生さんもちょくちょく見えていたんですね)、卒業後社会で活躍されて最近定年退職されたという方なんですね。近くまで来たので懐かしくて寄りましたと伺い嬉しくもあり、また凡豆の歴史を感じ責任を感じます。創業者の親父さん(95歳)が、現役ではないもののまだ元気なのを知って皆さんびっくりされています。さて、教育大学とのつながりはさらに深く、凡豆を助けてくれるアルバイトスタッフさん...
2021.04.11 05:11新年度始まりと凡豆新学期、新入社員、転勤、一人暮らし、四月は新しい生活をスタートする季節ですね。凡豆にもそんなお客様がご来店されます。また、常連の方々も、ちょっと生活スタイルを変えてみたりされる季節なんですね。このところ、コーヒーミルをお求めになるお客様が多くなりました。この機会に、自分で珈琲豆を挽いて飲む生活を始めてみようかとか、最近お嬢様から、ミルをプレゼントされたので、粉から豆の購入に切り替えますとか。ミルも、手動から電動まで様々なスタイリッシュなものが登場しています。ミルの楽しさは、珈琲の砕ける音、その際漂う香り、また、粗挽き、細挽きなど味の調整を自分でできる面白さなどなど。生活の中の小iさな出来事ですが、気分的には大きな違いをもたらすことでしょう。時間に余裕の...
2021.03.21 04:26暑さ寒さも彼岸まで3月20日は、春分の日、春のお彼岸でしたね。凡豆のお客様にも、お墓参りの帰りだとおっしゃる方が何人かいらっしゃいました。前回お水取りの話を書きましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、よく私の祖母が口にしておりました。各地でもいわれますよね。春分の日は、地球と太陽の位置がちょうど真横(という表現が適切かどうかわかりませんが)にきて、昼と夜の長さが同じになる日と確か学んだように思います。この先は1日の日照時間がだんだんと長くなっていく、つまり太陽が北半球をより多く照らすようになり暖かくなっていくということでしたかね。(秋のお彼岸はその逆です。)また、祖母は「日の長さは、毎日、畳のひと目ずつ変わっていく」とも,言っていました。どういうことかというと、窓...
2021.01.25 12:43新年、焙煎機の定期点検2021年も明けて、もう最初の1か月が過ぎようとしています。遅くなってしまいましたが、今年最初のブログです。本年もどうぞよろしくお付き合いください。さて、大忙しの12月を避けて、比較的余裕のできるこの時期、年一回の焙煎機の定期点検(オーバーホールしての点検と掃除)をします。車の1年点検と同じですね。メーカーである(株)富士珈機から2名のエンジニアが来て、まる一日がかりで分解掃除を行います。ですからこの日は焙煎はできませんので、前の日にその分焙煎して準備します。今回は大きな問題はありませんでしたが、モーターが一つ老朽化してきたので、早めに新品に交換しました。なかなか物入りです。焙煎機は内も外もピカピカ、これで、また一年安心して仕事ができます。今年も、おい...
2020.12.01 11:49はや師走1月から始まったこのブログ、あっという間の一年です。凡豆もクリスマスデコレーションしました。寒い季節、あたたかい珈琲で身も心も温めてくださいね。どこのお店でもそうだと思いますが、珈琲はやはり寒くなると消費量が増えるようです。凡豆でも、11月後半からやはりお客様が多くなりました。しかも、お求めくださる量が、いつもの1.5倍くらいという方が多いようです。とてもありがたいことです。焙煎の方も、春から秋口は、午前中だけということが多いのですが、この時期になると毎日のように午前と午後と2クールやるようになります。今のところ、この豆はもう売切れてありませんということはなく来ましたが、ともすると、予定して焙煎した量が、夕方には残りわずかということもあります。こころし...
2020.10.11 03:59月刊誌PHP11月号に創業者登場!只今発売中の月刊PHP11月号「ヒューマンドキュメント」のコーナーに8ページにわたり創業者・柳生小五郎が紹介されました。戦時中の予科練入隊時代から戦後まもなく珈琲焙煎を手掛け、現在の珈琲屋凡豆に至るまでの人生がモノクロ写真と、簡潔な文章でまとめられています。興味をお持ちの方は是非ご一読ください。PHP11月号(¥220)は、本屋さんや、スーパーマーケットの本棚などにも置かれています。