深煎りマンデリンできました。

 秋分の日が過ぎ、ようやく秋の気配が感じられるようになりました。これから、日に日にホットコーヒーが恋しくなる季節ですよね。

 さて、マンデリンという豆があります。インドネシアを代表する豆です。特に日本では昭和時代に苦くてコクのあるコーヒーとして人気がありました。現在は、中煎りといって、もっと浅めのローストで、苦みはおとなしく、酸味もあり、マンデリンのスパイシーな香りのする珈琲が多くなってきているようです。当店では、先代からの流れで浅めの中煎りを通常販売しております。が、時々、昔飲んだ苦いマンデリンが欲しいとおっしゃるお客様がいらっしゃって、かつての懐かしい喫茶店の話に花が咲いたりすることがあります。やはり店主のような昭和後期に青春時代を過ごした方が多いですよね。

 そこで、今年になってから、深入りマンデリン(ダークマンデリンと表示しています)も不定期で焙煎してみようということになりました。ちょうどよいロースト具合を探るのに少し時間がかかりましたが、この前あたりから、それらしくなりました。需要が果たしてどれくらい見込めるのかわかりませんので、当分の間は、不定期限定販売ということにします。そして今回2回目を5キロ焙煎しました。それらしい昭和の味になったかと思います。なくなり次第次の機会になりますので、初めての方も、是非一度昭和の味をお試しください。


珈琲屋 凡豆-BON’S-nara japan

珈琲屋 凡豆-BON’S-公式ホームページ  奈良公園近くの住宅地にある珈琲豆焙煎専門店です。戦後まもなく創業して70年目、焙煎一筋、毎日新鮮な珈琲豆を販売しております。